ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

2022年マイベスト

どうもみなさま、あけましておめでとうございます。

お正月はいかがお過ごしでしょうか。ベスト記事がまたしても年明け

になってしまい、申し訳ありません(え、誰も待ってない?^^;)。

私のお正月は、昨日は早朝4時に起きて地元の神社に初詣に行き(車で神社横の

コインパーキングまで行って車を停め、空いていたのでさくっとお参りして、

正味20程度でとんぼ返りして来ました。おみくじは中吉でした(微妙))、

2日の今日は3年ぶりに福袋商戦に参加してきました。行くつもりなかったの

だけど、夜勤入りの相方が、午前中なら付き合えるからというので、甘えてしまい

ました。洋服福袋☓2個と、カルディのコーヒー豆福袋をひとつ購入。洋服の方は

微妙な内容でしたが、久しぶりに初売りに参加出来て、なんだかコロナ前のお正月

に戻ったみたいで嬉しかったです。帰って来てからは箱根駅伝見ながらのんびり。

今年は久しぶりに母校が頑張ってくれて、胸熱の展開になって興奮しました~。

明日の復路も頑張れ、C大!

 

まえがき長くてすみません^^;

では、本題の2022年のベストランキングをば。去年一年で読んだ本は110冊。

114冊だった去年より、更に4冊減ってしまいました。少なっ!!!でも、正直、

感覚的には100冊割ってんじゃね?って思うくらい読んでないなぁと思って

いたので、数えてみて、3ケタ行っててほっとしたっていうのが素直な感想。

昨年は、挫折した本も多かったです。予約本が重なって、泣く泣く諦めた本も

ありましたけど、数ページ読んで、ダメだと思って返しちゃった本も多かった。

昔に比べて、ダメだと思った時の見限りが早くなった。意地で読み通す気力が

湧かないというか。年のせいかなぁ・・・(って、去年も同じようなこと書いてた

^^;)。

少ない冊数ですが、例年通りミステリ・ノンミステリに分けて、上位10冊

選んでみました。順位は相変わらず適当です。選んだ時の気分なので、え、

これ上位!?とか思わないでもらえるとありがたいなぁ~・・・(弱気)。

あくまでも、個人のランキングなので!!

ちなみに、昨年末のランキング本は、のきなみ惨敗でして、話題の本はことごとく

乗り遅れてしまいました。ランキング上位の作品で読みたいのもたくさんあった

のですけどね~・・・。話題作に対する嗅覚もどんどん劣化してるなぁ。はぁ。

 

では、気を取り直して、ランキングスタート~。

<2022年 ノンミステリベスト>

1.凪良ゆう「汝、星の如く」

2.町田その子「宙ごはん」

3.青山美智子「赤と青とエスキース

4.山本幸久「花屋さんの言うことには」

5.瀬尾まいこ「掬えば手には」

6.朝井リョウ「そして誰もゆとらなくなった」

7.原田ひ香「古本食堂」

8.万城目学「あの子とQ」

9.寺地はるな「カレーの時間」

10.劇団ひとり「浅草ルンタッタ」

 

1は圧倒的でした。凪良さんは、話題になった『流浪の月』も良かったの

ですが、読んでいた時ののめり込み具合の差でこちらを選びました。読後感で

選ぶなら『流浪~』の方かもしれませんが、心に深く残った作品だとこちらに軍配。

2は、終盤の展開に辛いところもありますが、主人公の宙が健気に生きる姿に

心を掴まれて、印象に残る一冊でした。

3は作品構成の素晴らしさに持っていかれましたね。青山さんにハズレなし。

4はお花屋さんのお仕事小説。純粋に、読んでいてとても楽しかった。続編希望。

5は特殊な能力を持っている(と思い込んでいる)主人公のキャラクターがとても

良かった。瀬尾さんらしい、心が温かくなる優しい作品。

6は、朝井さんのエッセイ。ただただ、面白かった。お腹痛くなるほど笑えた

エッセイはしをんさん以来かも。朝井さん、小説よりも本人の方が面白いんでは

って思っちゃうくらい、ツボにはまった(←失礼^^;)。

7はもう、題材だけでもツボに来るような作品。古本+美味しい食べ物が毎回

出て来るのですからね。

8は現代版の吸血鬼エンタメ小説。途中なかなかの重い展開になって面食らわされた

ところもあるけど、主人公やその友達の明るいキャラクターのおかげで、最後まで

楽しく読める作品でした。

9は美味しいカレーが食べたくなった。こういう人たちが頑張ってくれたおかげで、

レトルトカレーは世に広まったんだなぁと感慨深い気持ちになりました。

10は明治~大正初期の浅草で流行った浅草オペラを題材にしたエンタメ小説。

逆境の中逞しく生きる主人公の姿に心打たれました。

 

 

 

続きまして、ミステリ編~。

 

<2022年 ノンミステリベスト>

1.東川篤哉「仕掛島」

2.朝倉秋成「俺ではない炎上」

3.加納朋子「空を超えて七星のかなた」

4.榊林銘「あと十五秒で死ぬ」

5.大山誠一郎「記憶の中の誘拐 赤い博物館」

6.友井羊「放課後レシピで謎解きを うつむきがちな探偵と駆け抜ける少女の秘密」

7.青柳碧人「ナゾトキ・ジパング

8.相沢沙呼「invertⅡ 覗き窓の死角」

9.織守きょうや「学園の魔王様と村人Aの事件簿」

10.米澤穂信「栞と嘘の季節」

 

こちらは順位つけるの難しかった。突出してるって感じもなくて、ただ好みか

どうかの印象で順位づけ。

1は各種ランキングでは全く名前が上がっていなかったのでちょっと悲しかった

です。烏賊川市シリーズの『スクイッド荘の殺人』とも迷ったんだけど、とにかく

トリックが今年一番印象に残った作品がこれだったので。いや、人によっては

クソミソにこき下ろされそうなトリックとも云えるんだけど^^;2位の作品との

順位も迷ったけど、東川さんデビュー20周年記念作品ということで、単にファンの

贔屓目です。ははは・・・。

2は、今年読んだ中では一番ラストでひっくり返された感が強かった作品。

こちらが一位でも良かったんだけど、ルーキーよりは古豪を選びたいファン心理

が働き、この順位(ごめんよ)。

3は連作短編の名手の本領発揮という感じで、作品構成が素晴らしかった。鈍感な

私は、作者が仕掛けたトリックに終盤まで気づけませんでした(アホ)。星を

テーマにした世界観も素敵でしたね。

4は特殊な設定を上手くミステリに落とし込んでいる手腕に感心。今後の活躍が

非常に楽しみな作家さんだと思う。

5は、本格ミステリの見本みたいな作品で、本格好き心をくすぐるシリーズ。

どれを読んでも水準以上の面白さがあるところが素晴らしい。

6は予想以上に主人公二人の友情関係にぐっと来て、青春ミステリ好きとしては

非常に楽しめた一作。お料理ウンチクも勉強になりました。

7は探偵役が日本人より日本を良く知っている外国人で、ミステリとしても楽しめる

のだけど、それ以上に、改めて日本の良さに気付かされるという意味で新鮮な作品

だった。

8はドラマ化にもなり、今一番旬なミステリ作品じゃないでしょうかね。翡翠

あざと可愛いところが詰まった一作。

9は主要登場人物である魔王様と村人Aのキャラと関係が単に好みで、楽しく

読めた一作。ラノベっぽさはあるけど、ミステリ的にもなかなか面白かった。

10は好きなシリーズの新作。まぁ、不満がない訳じゃなかったけど、やっぱり

この世界観とキャラが好きだってことで、ギリギリランクイン。

 

とまぁ、こんな感じになりました。世間のランキングとはかなり離れたチョイス

になった気がしますが、どうでしょう。完全に好みの問題なので、笑って

許してくださいまし。

ちなみに、一冊だけ記事書いたけど公開しなかった作品があります。なんか、

文句ばかりの記事になっちゃって、世間的には絶賛されてるシリーズの新作

だったので、記事を世に出す勇気が持てず・・・。ヤフーブログの時はファン限定

公開とかやれたから良かったんだけどね。はてなでもそういう機能作ってくれない

かなぁ。

 

ご感想など頂けたら非常に嬉しいです。

今年は更に読了ペースが落ちそうですが、頑張って読んで行こうと思います。

読みたい本はまだまだたくさんありますからね!

しかし、そういえば2月は市内の図書館の大規模改修が予定されていて、

一ヶ月まるまる休館になってしまうんですよ。ひと月休みって辛いなぁ(涙)。

1月の終わりは、できるだけたくさん借りておかなければ。

 

長くなりましたが、今年もゆるゆると更新していくつもりですので、

どうぞよろしくお願いいたします。