篠田真由美さんの「建築探偵桜井京介 館を行く」。
著者初めてのエッセイは、建築探訪記。安藤忠雄の現代建築からフランク・ロイド・ライトまで、
建築探偵シリーズの主人公・桜井京介と著者が訪ねて語り合う。
書きおろし「建築探偵の舞台モデル紹介します」収録!(出版社HPより抜粋)
建築探偵シリーズの主人公・桜井京介と著者が訪ねて語り合う。
書きおろし「建築探偵の舞台モデル紹介します」収録!(出版社HPより抜粋)
内容が内容なのであらすじ抜粋です^^;建築探偵シリーズ著者の篠田さんが雑誌『メフィスト』
の連載コラムの為に訪れた日本の建築探訪記です。普通の紀行ものと違うのは、篠田さんと一緒
に取材に向かうのが、作者の考え出した建築探偵・桜井京介という設定という所です。つまり、
本物のルポルタージュとフィクション(小説世界)のコラボレーションということ。
とにかく、篠田さんと京介の陰険トゲトゲ漫才(という表現が作中にあるのです^^;)が
いちいち可笑しい。魅力的な建物や取材先のごちそうを前にしてはしゃぐ篠田さんにぼそりと
京介が絶妙なツッコミを入れるのです。逆に篠田さんも京介の言動に対して心の中でツッコミを
入れ返すし(でも本人に直接言いません←反撃が怖いから?苦笑)。京介に対してこういう
態度を取れるのは篠田さんくらいでしょうねぇ。作者特権(笑)。
たまに蒼や深春もゲスト出演するのが嬉しい。ファンサービスたっぷりの一冊です。
の連載コラムの為に訪れた日本の建築探訪記です。普通の紀行ものと違うのは、篠田さんと一緒
に取材に向かうのが、作者の考え出した建築探偵・桜井京介という設定という所です。つまり、
本物のルポルタージュとフィクション(小説世界)のコラボレーションということ。
とにかく、篠田さんと京介の陰険トゲトゲ漫才(という表現が作中にあるのです^^;)が
いちいち可笑しい。魅力的な建物や取材先のごちそうを前にしてはしゃぐ篠田さんにぼそりと
京介が絶妙なツッコミを入れるのです。逆に篠田さんも京介の言動に対して心の中でツッコミを
入れ返すし(でも本人に直接言いません←反撃が怖いから?苦笑)。京介に対してこういう
態度を取れるのは篠田さんくらいでしょうねぇ。作者特権(笑)。
たまに蒼や深春もゲスト出演するのが嬉しい。ファンサービスたっぷりの一冊です。
ただ、忘れてならないのが、本書の最大の目的は日本の魅力的な建物を紹介すること。そう、
一番の主役は建築物なのです。実はこの本の存在は刊行当初から知っていて読みたい読みたい
と思っていたのですが、図書館の開架で見かけることがなかった。小説じゃないから
入らないのかなーと思っていたのですが、先日たまたま検索してみたら在庫。しかも開架。
あれれ?と思っていたら、分類されていたのが『建築』のコーナーだったという^^;
そんな書棚、初めて行った(苦笑)。
一番の主役は建築物なのです。実はこの本の存在は刊行当初から知っていて読みたい読みたい
と思っていたのですが、図書館の開架で見かけることがなかった。小説じゃないから
入らないのかなーと思っていたのですが、先日たまたま検索してみたら在庫。しかも開架。
あれれ?と思っていたら、分類されていたのが『建築』のコーナーだったという^^;
そんな書棚、初めて行った(苦笑)。
今回篠田さんと京介(+α)が訪れた建物は以下。
旧同潤会大塚女子アパート(これは2003年に解体されたそう)
旧諸戸清六邸
旧西田川群役所
山県旧県庁舎
旧済生館
山県旧県庁舎
旧済生館
旧ファーナム牧師邸
旧甲子園ホテル
旧山邑太左衛門邸
旧山邑太左衛門邸
久賀島旧五輪教会
今回京介たちが訪れた建物の中で一番行ってみたいと思ったのが旧小笠原邸。というより、
その中のスパニッシュスタイルのレストランで食事をしてみたい・・・って、ここで建物よりも
食い気優先人間のあさましさが^^;でも、白黒だけど写真見ただけでもとっても可愛らしくて
素敵な意匠なのです!でも、レストランは予約のみで、それも混んでいて到底予約なんて
取れないらしい。その代わりカフェは予約なしで入れるそうです(でも混んでることに
代わりはないんだろうけど^^;)。こんなとこでレストランウェディングとか良さそう
だな~~(妄想)。
その中のスパニッシュスタイルのレストランで食事をしてみたい・・・って、ここで建物よりも
食い気優先人間のあさましさが^^;でも、白黒だけど写真見ただけでもとっても可愛らしくて
素敵な意匠なのです!でも、レストランは予約のみで、それも混んでいて到底予約なんて
取れないらしい。その代わりカフェは予約なしで入れるそうです(でも混んでることに
代わりはないんだろうけど^^;)。こんなとこでレストランウェディングとか良さそう
だな~~(妄想)。
あとは恐れ多くも京介が『変』の一言で切り捨てた、かのジョサイア・コンドルの旧諸戸清六邸も
気になる。確かに写真見ると洋館の横に建つ塔だけが浮いている。変なアンバランスさ。
しかも裏側には和館と和風の庭園までついているという和洋折衷っぷり。京介が変って言うのも
頷けるような・・・?
気になる。確かに写真見ると洋館の横に建つ塔だけが浮いている。変なアンバランスさ。
しかも裏側には和館と和風の庭園までついているという和洋折衷っぷり。京介が変って言うのも
頷けるような・・・?
巻末に建築探偵シリーズの舞台のモデルになった建物も紹介されているのですが、「美貌の帳」
のモデルが目黒の庭園美術館(旧朝香宮邸)とは知らなかった!もしかしてあとがきに書いて
あったりしたのかもしれないけど、多分読んだ当時は庭園美術館の存在を知らなかったと
思うので気にしなかったのかも。庭園美術館の内装を思い出しながらもう一度読みかえして
みたくなりました。
あと、「桜闇」に出て来たいくつかの二重螺旋の建物も実物見てみたい~!特にフランス・
ロワール地方にあるシャンボール城の二重螺旋階段はいつか行ってみたいなぁ。確かこの城は
庭の薔薇が有名だったような。
のモデルが目黒の庭園美術館(旧朝香宮邸)とは知らなかった!もしかしてあとがきに書いて
あったりしたのかもしれないけど、多分読んだ当時は庭園美術館の存在を知らなかったと
思うので気にしなかったのかも。庭園美術館の内装を思い出しながらもう一度読みかえして
みたくなりました。
あと、「桜闇」に出て来たいくつかの二重螺旋の建物も実物見てみたい~!特にフランス・
ロワール地方にあるシャンボール城の二重螺旋階段はいつか行ってみたいなぁ。確かこの城は
庭の薔薇が有名だったような。
建築探偵シリーズを知らない方でも、建築に興味がおありの方は面白く読めるのではないかと
思います。もちろん、シリーズキャラクターを知っていればより楽しめます(あんまり周りに
いないけどさ)。薄っぺらいのであっという間に読めますよ(笑)。
思います。もちろん、シリーズキャラクターを知っていればより楽しめます(あんまり周りに
いないけどさ)。薄っぺらいのであっという間に読めますよ(笑)。
って、私も一番最後に出た本編、途中まで読んでほっぽってあるんだった・・・こんなの
読んでる場合じゃなかった^^;;
読んでる場合じゃなかった^^;;