名古屋旅行記

こんばんはー。一部の方からご要望があった名古屋旅行記です。
大した内容じゃない割に長いので、本当にお暇な方だけお付き合いくださいませ。

今回の旅の最大の目的は、名古屋の東山動植物園に行くこと。この動植物園、なにがすごいって、
私と相方がこよなく愛する三つの動植物が一気に展示されているのだ。
そもそもの発端は、５月上旬（４月下旬だったかもしれない）頃、朝の情報番組で、この動物園
のコアラ園の様子を映していたのを私が目にしたことからであった。その映像では、コアラの
赤ちゃんがお母さんの背中に乗っかって枝から枝へと移動していたのだ。
か、か、か、かわいい・・・っっっ！！！！
そして、アナウンサーのお嬢さんがこう言った。
『こんな風にお母さんコアラが赤ちゃんを乗せて移動するのはあと二か月ほど。
見に行くならお早めに！（のようなこと。正確には覚えていないが）』

・・・これはもう、行くしかない。私はその夜、相方に話した。もう二か月しかない、
早く行かなければいけない、と。
しかも、東山動植物園には、かねてから行ってみたいと思っていた世界のメダカ館があり、
世界中のメダカの展示をしているのだ。メダカ好きとして、一度行ってみたいと思うのは
当然のことであろう。
という訳で、家族会議の結果、二人の休みが合う６月５日から一泊二日の名古屋行きが
決定したのであった。

前置き長くてすみません・・・。
当日は、動物園の開園９時を目指して、３時起き、４時過ぎに出発。
途中何度かＳＡやＰＡに寄りつつ、ひたすら名古屋を目指す。
結局到着したのは、９時半ほど。まぁまぁ、予定通りか。相方と我らが愛車が
頑張ってくれたおかげである。ありがたい。
展示数日本一の広い園内というので一日では周り切れないのではないかと危惧していたのだが、
展示数が多い割に意外とコンパクトにまとめて展示されているので、サクサクと
周ることが出来た。我が地元の多摩動物公園よりも高低差も少なく、とても歩きやすいのも
良かった。多摩動は坂が多くて体力消耗が激しいんだよね（でも愛着はあるのよ）。

広いので、出入り口もいくつかあるのだが、私たちは中央にどでんと位置する
スカイタワー口が周りやすいと読み、その近くの駐車場に車を停め、いざ動物園へ！
ちなみにチケットは大人一人５００円。お安いぞ！

スカイタワー。高っ。特に上ったりはしなかった（高いとこ嫌いだし。興味ナシ）。

出会った第一動物はカメさんでした。おっきい！のんびりしてて和む。

まずはかねてから行きたかった世界のメダカ館から。

入口。

カラフルなメダカさんたち。世界のメダカはとにかく、でかくてカラフル！

一時期ニュースで話題になった、オッサンのような『あーーー』という悲哀溢れる鳴き声を出す
フクロテナガザルのケイジ君。なんか座ってるだけで哀愁漂ってるよね。
しばらく待ったが鳴いてくれなかった・・・。

大人気、イケメンゴリラのシャバーニさま。残念ながら、横顔しか見れなかった＾＾；

たくさんいる象さんも見どころの一つ。大分お年の象さんから、ちびちゃん象さんまでいろいろ。

ライオンのオス。迫力あるー！メスはスマートで美人さんだった。子供はどこにいるのかわからず
終いだった。

ペンギンもいろんな種類がいた。

なんといっても、王様ペンギン！噴出してきた霧に身をゆだねて気持ち良さそうに
しているのが何とも愛らしかった。

白くまさん。

次はもう一つの目当てであった、バラ園へ。今見ごろのバラたちがいろいろと植えられている。

ローズガーデン入口。さほど広くはないが、いろんな種類のバラは見ごたえがあった。

かねてから実物の香りを嗅いで見たいと切望していたエブリン。香水にもなっている
大変香りが良いといわれているバラ。イングリッシュローズなのだが、今はもう廃盤に
なっていて一般では買うことが出来ない。実は、我が家にはヤフ〇クで落札した挿し木の
鉢植えがあるのだが、苗がなかなか成長せず、一度も蕾をつけたことがない。実物の香りが
嗅げるとは思わず、とてもうれしかった。そして、評判通り、その香りは本当に素晴らしかった。
うちも花を咲かせたい！

バラ園を見た後は、すぐそばにあった休憩スペースのベンチに座って、行きのＳＡで
買っておいたサンドイッチで簡単に昼食タイム。
１時に近くなったので、いざ一番の今回の旅の目的でもある、コアラ舎へ。
なぜ１時を待ったのかというと、１時がお食事タイムだからである。
５分ほど前から、場所を取って待つ。
１時を過ぎた頃、飼育員さんが新しいユーカリの束を古いものと取り替え始める。
すると、午前中ちらっとみた時はほとんどのコアラが睡眠中で動かなかったのに、
飼育員さんの姿が見えると餌の時間とわかっているのか、どのコアラもソワソワと
動きだしたのだ。
中には、飼育員さんの後を追って走り回っている子がいるほど。こんなに活動的な
コアラたちを見るのは初めてで驚いた。

可愛いですねぇ。

そして、しばらく待っていたところ、念願のあの親子の姿が・・・！！
最初は分かれていたのだが、途中で赤ちゃんコアラがお母さんの背中に
乗っかろうとよじよじし始める。なかなか乗っかれないのでやきもきしたが、
しばらく頑張った後、ちゃんと乗っかることが出来た。感動である。

お母さんの背中に乗って移動する赤ちゃんコアラ。衝撃の可愛さ。結構身体が大きくなってる
から、無理矢理乗ってる感もあるけど（笑）。お母さん、ちょっと重そう。こうして
乗っかって移動するのもあとわずかなんだろうな。貴重なシーンが拝めて感涙ものだった。

その後お母さんから降りて一人で餌を食べ始めた。この愛らしさは反則だよ・・・！！

活動的なコアラたちにすっかり見入ってしまい、小一時間くらいはいたと思う。
っていうか、一日でも見ていられると思った。

動物園ＨＰでチェックしていたコアラソフト。普通のソフトクリームに＋５０円で作ってくれる。
象さんソフトもある。味は４～５種類あったかな。私は抹茶を選択。

目的のものはほぼすべて観ることができ、大満足で動物園を後にした。本当に見ごたえのある
動植物園だった。私たちが愛するコアラとメダカとバラが一度で観られる場所なんて、
きっと日本でもここにしかないだろう。
動物好きなら絶対に行くべしである。
そこからは、一路宿を目指してひた走る。小一時間ほどで到着。

湯谷温泉、はづ旅館さん。良く言えば、レトロで大変歴史のあるお宿（＝設備は古い）。

着いてすぐにお抹茶と和菓子でおもてなしして頂いた。

渓流沿いに建っている為、眺めはとても良い。秋に来ても良さそうだ。

夕食一例。味はまずまず。量は私は十分だったが、相方には少し物足りなかったようだ。

旅館の宿泊客へのサービスとして、蛍を見に行くツアーがあり、せっかくだから参加した。
夜の８時半に旅館前に送迎バスがやって来る。
３０分ほど山道を走って、蛍スポットへ。照明が皆無の暗闇なので、目が慣れるまで
しばらくかかったが、田んぼの横の川沿いに、蛍がたくさん瞬いているのが見えた。
蛍を見るのは何十年ぶりだったかもしれない。美しい光景にしばし見入ってしまった。
貴重な体験が出来て嬉しかった。星空も綺麗だった。

その後旅館に戻って、温泉（内装は驚くほどレトロだったが、お湯は良かった）に浸かり、
長い一日が終了。ぐっすり眠れた。

朝食。典型的なザ・旅館の朝食！って感じ。猪鍋がおいしかった。

入口に燕が巣を作っていて、行き来していた。赤ちゃんは巣立った後らしい。

燕に見送られて、お世話になった旅館を後にする。

お昼は途中のＰＡでなみえ焼きそば（相方）と勝浦タンタンメン（私）。担々麺をこよなく愛する
人間としては、これは私が望む担々麺じゃないーーーと思ったのだった（すいません）。

以上、一気に記事にしたので長くてすみません＾＾；
お付き合い下さった方、どうもありがとうございました。