ミステリ読書録

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「ダヴィンチ・コード」

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ダヴィンチ・コード」/監督:ロン・ハワード、主演:トム・ハンクスオドレイ・トトゥ

観て来ました~。やっと。思ったより混んでなかったです。さすが、地元の映画館・・・。
かなり詰め込みすぎ感はありましたが、結構まとまってたのではないでしょうか。ただ、フィボナッチ数列の暗号とか、最後の晩餐の謎とか、一番面白い部分をかなりはしょっていたのはどうかなぁと思いました。個人的には、原作にはいらないと思っていた、ラングドンとソフィーの恋愛部分がなかったのは良かった(これって、「陽気なギャング~」と逆パターンですね)。別に、ミステリに恋愛エピソードがいらないと思っている訳ではなくて、この作品に関しては絶対いらなかったと思うので。だってすごい唐突なんだもん。

原作読んだのかなり前なので、記憶があやふやなのですが、ラストも結構違っていたように思います。原作は、「え?ここまで来てそれで終わるの?」てな感じだった覚えが。
あんまり書くとネタばれになっちゃうのですが、ラストのルーブルのくだりって絶対ありえないですよね。だって、○○○○○出来たのって、結構最近のことだし。これこそ無理矢理こじつけたって気がしますけど。キリストの時代から予言してたってことなんですかねぇ。謎。

オドレィ・トトゥは「アメリ」の頃に比べると、随分頬がこけて痩せた感じがしました。撮影ハードだったのかしらね。綺麗になったけど。ジャン・レノ好きとしては、思ったよりも出番が少なくて残念でした。シラス役の人の悲壮感漂う演技が素晴らしかった。存在感抜群でしたね。怖かった・・・。

それにしても、この作品のおかげでルーヴルのモナリザはすごい人だかりらしいですね。私が初めてフランスでモナリザを観た時は、ガラスケースにも入ってなくて、すごく無造作に展示されていたのになぁ。思ったよりも小さくて、「え?これがあのモナリザ?」って思った覚えがあります。確かに、右から左に移動してもずっとにらまれてる感じがして、すごい存在感はあったのですけどね。この作品観るとルーヴル行きたくなりますねー。岩窟の聖母も生で観たいなぁ。